「民法改正」の動向

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民法改正法案は 平成27年3月31日国会提出されました。

法務省のホームページから確認することができます。

http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00175.html

「理由」として次のように記載されています。
「社会経済情勢の変化に鑑み、消滅時効の期間の統一化等の時効に関する規定の整備法定利率を変動させる規定の新設、保証人の保護を図るための保証債務に関する規定の整備、定型約款に関する規定の新設 等
行う必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。」

なお、2009年の法務大臣(当時千葉景子大臣)の諮問によると目的は2つあります。(取りまとめましたのでご参照ください。)

諮問時点の「国民一般に分かりやすいものとする等の観点」という記載がなく、「理由」として「規定の整備」「規定の新設」等しか挙がっていない点がやや気になります。具体的にどう法制化されるか「法律案要綱」及び「法律案」が公開されているので、読み込んでいきたいと思います。

歴史的な意義、背景につきましては、以下の書籍をご一読されることをお奨めいたします。
『契約の時代ー日本社会と契約法ー』(内田 貴 岩波書店)
『民法改正』(内田 貴 ちくま新書)

背景の一端につき当BLOG内でも紹介しています。

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